
サロンの営業時間設計|稼働率から見直す枠の切り方

「もう少し早く開けたほうがいい?」「夜の枠を延ばすべき?」——営業時間の話は、なんとなくの感覚で決まってしまいがちです。ですがこれは、人件費と売上の両方に直結する、経営の根っこにあるテーマでもあります。
判断のもとになるのは、時間帯ごとの稼働状況です。この記事では、稼働率から営業時間と予約枠を見直す手順をご紹介します。
① まず時間帯別の稼働率を出す
1時間ごと、あるいは2時間ごとに区切って、直近3か月で予約が入っていた割合を出してみましょう。曜日別に分けると、さらに傾向がはっきりします。
多くのサロンで、平日の午前と夕方以降で大きな差が出ます。数字にすると「なんとなく暇な時間」が具体的な数値に変わり、判断がしやすくなります。
② 「開けている時間」と「売れている時間」を分ける
稼働率が低い時間帯は、単純に閉めればいいというわけではありません。その時間に来店される層が固定客であれば、閉めることで離れてしまう可能性があります。
見るべきは、その時間帯の売上と人件費のバランスです。スタッフを1人だけ置く、予約が入った日だけ開ける——ゼロか百かではない選択肢も検討できます。
稼働率の低い時間帯を予約で埋める工夫については「サロンのクーポン設計|割引に頼らず予約を増やす組み立て方」でも触れています。
③ 枠の刻み方をメニューに合わせる
予約枠を30分刻みにするか60分刻みにするかで、埋まり方は変わります。所要時間の短いメニューが多い店舗で60分刻みにしていると、空白の時間が生まれやすくなります。
反対に、細かく刻みすぎると片付けや準備の時間が確保できず、現場が疲れます。主力メニューの実際の所要時間を計測してから決めるのがおすすめです。
枠とメニュー構成の関係については「メニューが多いと迷う」でも別の角度からご紹介しています。
④ スタッフのシフトと連動させる
営業時間を変える時、シフトを同時に見直さないと効果が出ません。稼働率の高い時間に人が薄く、低い時間に厚い、というずれはよく起こります。
早番・遅番の人数配分を稼働率のグラフに重ねてみると、調整すべき箇所が見えてきます。スタッフの生活リズムもあるので、変更は本人と話しながら段階的に進めるほうが定着します。
⑤ 変更は小さく試して検証する
営業時間の変更は、お客様にもスタッフにも影響が大きいものです。いきなり全曜日を変えるのではなく、まずは1曜日だけ、1〜2か月試してみましょう。
検証の指標は、その時間帯の予約数と客単価、そして人件費率です。効果が出なければ戻せばいい、という前提で始めると、試すハードルが下がります。
予約まわり全体を点検する流れについては「サロンの予約率を上げる|離脱ポイントの見直しチェックリスト」にまとめています。
無料相談について
ma cherie では、サロンの営業時間設計と予約枠の見直しについて、無料相談を承っています。稼働率の出し方から、シフトへの落とし込みまで一緒に考えていきます。
媒体上の予約枠の設定が実態と合っていないケースも多く見られます。現状をお聞きしたうえで、優先して手を入れる箇所をお伝えします。
ご相談だけでも大丈夫です!ご希望の方は、コメントやDMでメッセージを送ってください。お待ちしております。
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