手が空いてるスタッフが売上を落としている理由

サロンの現場で
よく聞く悩みのひとつが、
「手が空いているスタッフが多いのに、
売上が上がらない」というもの。

単に“空き時間がある＝売上チャンス”
ではありません。

実はこの時間の使い方こそが、
育成の質と売上を
大きく左右する鍵になるのです。

1.「空いている時間に何をするか」の設計があるか

なんとなく在庫整理、
なんとなくSNS更新、
なんとなく掃除。

その“なんとなく時間”が習慣化すると、
売上感覚の薄いスタッフに育ってしまいます。

空き時間は「売上に繋がる行動」の
訓練時間にすべきです。

たとえば「今週のリピートを増やす対話練習」
「架空のお客様に対する提案トレーニング」
など、明確な課題設定が不可欠です。

2.数字を“感覚”で語っていないか

「〇〇さんは最近がんばってるよね」
という評価が曖昧すぎると、
育成の指針がブレてしまいます。

リピート率、物販率、単価など、
数字に基づいた“現実”を見せることで、
成長の方向性が見えてきます。

本人が数字を自分の“現在地”として
意識することも重要です。

3.声かけよりも“視点”を渡せているか

「もっとお客様に提案してみて」ではなく、
「このメニューは〇〇なお客様に最適だよね、
なぜか分かる？」と問いかけ、

スタッフ自身が考え、応用できる“視点”を
持てるようにすることで、
やらされ感ではない自主性が芽生えます。

まとめ

“売れるスタッフ”を育てるためには、
行動を具体化し、数字で可視化し、
考え方を言語化する仕組みが必要です。

空き時間はムダな時間ではなく、
“価値を育てる時間”として使えるかどうかが、
サロン全体の売上と雰囲気を
大きく左右します。

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